両親と子世帯、計7人が住む2世帯住宅です。 大家族で住む家は、家族が集まれる場所、それぞれが落ち着ける場所、程よいプライバシーが必要となってくる。この住宅では敷地中央に中庭を設け各世帯を左右に振り分けています。そして上下階で家族間の関係を調整することとしました。以前からこの敷地にあったザクロの木を移設した中庭は、世帯間の中間領域となり、また近隣の視線が気にならないプライベートな外部空間となっています。 世帯間の程よい距離感、各自がお気に入りの居場所にも中庭からの心地よい光と風が流れる住まいです。
建て主さんの声(抜粋)
共有スペースの中庭があるおかげで、どの部屋も明るく風通し良く、オリジナルの建具は使い勝手がいいです。親世帯と時短で行き来できるベランダは、ファイバーグレーチングで階下のリビングにも光が入ります。お気に入りを飾れる窓台、ニッチ、下駄箱につながるポストやその脇にある小さな明り取りのガラス、和紙の壁紙・・・少しずつ相談しながら決めていく作業は楽しいです。
また、外からは見えませんが、太い柱を使っていて耐震構造なので安心感があります。家の好きなところを言えばきりがありません。