深大寺の家

深大寺の家(小さな家)

変形した菱形の敷地、建物も敷地に沿わせて変形させ、南側の庭を取り込むように計画しています。 屋根も傾斜しているため直角部分が少なく、平断面とも微妙な角度がついた内部空間となっています。見る方向によって開いてゆくような空間やパースのように収束してゆく空間、それらは限られた空間に奥行きを与え、様々な生活シーンを生み出しています。
連続したハイサイドライトを通してリビング・キッチンテラス・・・とどこからでも隣家の大きな木が望め、壁には時間と共に刻々と変化する光と影が映り込みます。細長いスリット窓は、光が入ると共に風の通り道の役目も果たしています。

TV「渡辺篤史の建もの探訪」にて放映。

家族構成 夫婦+子供1人
建物構造 木造3階建
敷地面積 52.70㎡(15.90t)
建築面積 29.81㎡(9.02t)
延床面積 83.50㎡(25.25t)
撮影 井上玄