建築家仲間と高知県木の産地ツアーに行ってきました。
南に太平洋、北には四国山地、県の84%が森林に覆われた高知県は、檜や杉などの木材、四万十川や仁淀川の清流と楮、三椏を原料をにした良質な和紙、土佐漆喰や瓦の産地などがある自然素材の宝庫。
早速、地元林業関係者の案内で山に入りました。下の画像は、左側が手入れ(間伐)している森、右側は何もしていない森。画像ではちよっと解り難いですが、手入れをしている側は木の幹が太く下草も生え森が生き生きとしています。もう一方は、陽が入らなくなってしまい木は痩せ、山の地肌も見えています。
森林を育てるためには、植える→育てる→収穫する→使う、という「森の循環」が必要となってきます。林業が廃れると、山が荒れ川や海の生態系にも影響を及ぼすのです。