蛇のように吸収

050817 京都駅に降り、まずは東寺へ。東寺は’94、世界遺産に登録された。講堂には21体の仏像が安置されその配置は”立体曼荼羅となっている。この建物では直径1m以上長さ10mぐらいの柱が何本も使われている。東寺の略年表を見てみると825年に造営を始めるとなっている。今から1000年以上も前、クレーンもトラックも無い、一本何トンにもなる柱や梁をどのようにして運び、組立てていったか・・・当時の建設技術の高さがうかがえる。

 

 

 

また五重搭には地震にまつわる伝説がある。地震で崩壊した五重搭はない、蛇のように揺れ地震力を吸収するそうだ。これは最近の模型を使った振動台実験でも確認されている。最近でてきた制震・免震・SE工法(集成材とジョイント金物を組合わせたつくり)などなど1000年以上受け継がれた”大工の知恵”を超えることができるのだろうか・・・。