止石-yoshihara

080822 長町の野村家にあった止石。止石(とめいし)は、関守石(せきもりいし)極石(きめいし)踏止石(ふみどめいし)とも呼ばれている。茶室の路地などに置かれていることが多く、こちら側とあちら側を仕切る。これ以上入ってはいけないという結界。もともと日本の建築は、明確な形を持った壁などで空間を仕切るのではなく、素材の違いや明暗の差で曖昧にこちらとあちらを仕切ってきた。曖昧だからこそ何とも言えない奥深さが生まれてくる。