暑い日の読書-miyamoto

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お盆は毎年京都へ帰省するのだけれど、今年の京都は暑かった!なので昼はずっと心地よい場所を転々と移動しながら読書をして過ごしました。法然院の濡縁で蝉の声を聞きながら、ジャズ喫茶やまもと屋の薄暗い空間でクラシカルな椅子に掛けながら、町屋のカフェさぼんで黒豆コーヒーを飲みつつ、地下喫茶六曜舎でドーナツとコーヒーをいただきつつ、南禅寺の三門に腰掛けて風にふかれながら、三条のみんみんの餃子とビールを飲みながら、祇園の小森で抹茶パフェを食べながら。。。といろんな場所で読んでました。
それにしても京都はお茶処の歴史が濃い町だなあと思う。カウンターの向こうにいる人は私と同じ年位またはもう少し年上の方が多い。音楽、美味しいコーヒー、味が出てるインテリア、長年の年期が醸し出す空気。お洒落な軽さじゃなく、フツーなのにずっしりと重くて、居心地がいい。

今回夢中で一気に読んでしまった本は、「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一著。)

「生命とは何か?それは自己複製を行うシステムである。」の一文に惹きつけられ、文章も私の頭でもなんとかついていける易しい文で、推理小説のように次々と展開していきます。暑さのお陰で、のんびりと読書ができる充実したお休みでした。