建築家の仕事

雑誌の取材を受ける。建築家と家を建てるということについてのインタビュー。何をする人?利点、難点?建築家選びのコツ?という質問内容。
何をする人か?については大きく分けて、家の設計図を描く、見積りの調整をする、工事現場の監理をするという仕事。
設計図は一つの家をつくるのにA2で≒50枚ぐらい、各部屋の寸法や素材はもちろん、柱や梁・基礎の構造、コンセント・スイッチの位置・給排水のルート、窓や扉の仕様やガラスの種類、レバーハンドルのデザイン・・・など家にまつわる全ての図面を描きます。
見積りの調整は、家づくりをはじめると夢が膨らみ予算もオーバーしがちなので、想定予算になるよう、図面と見積書を繰り返しチエックし描きなおしコストコントロールをする仕事。
工事現場の監理は、1~2週間おきに現場に出向き、現場監督・職人さんたちと打合せ、図面通りに作業が進んでいるか、図面では伝えきれない細かい箇所のつくり方などを確認していきます。
利点、難点は?は、まずは利点、それぞれの家族や敷地について話を聞いたり調査しながら住む人と一緒に家づくりを進めるので、その家族、その場所ならではの家をつくることができる、自分の家だけでなくその地域や環境のことも考え構想をねりつくってゆくので家の対する理解が深まり、愛着もでてくる。難点は時間が掛かる、順調にいって設計に半年、工事に半年、計≒1年。納得のいく良いものつくるのには労量が必要、共同作業でつくっていくので建て主も結構大変です、家を買うと言う感覚で取組むと失敗します。
建築家選びのコツ?は、雑誌やネットで気になる建築家が見つかったら敷居は高くないので、直接会っていろいろ話して判断してください、というはなしなどなど・・・でした。