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京都探訪
花街
大門をくぐれば、美しい格子の町に目眩く艶やかな別世界が広がっていたのであろう。嶋原は下京区にある花街。 いわゆる遊郭とは違い、揚屋や茶屋と、太夫や芸妓を抱える置屋とに分かれる形をとっていて、単に遊宴だけにとどまらず、和歌 […] -
京都探訪
百砂壇
お正月休みは、京都でした。自転車でのんびり町中を建物探訪。 毎回訪れる小さな禅寺「法然院」。微妙に折れ曲がったアプローチを歩き、山門を入ると両側には、白川砂が盛られた白砂壇。白壇は水を表し、この間を通ることは心身を清め俗 […] -
京都探訪
結屋在城市 掩石即深山
明けまして、おめでとうございます。 「結屋在城市 掩石即深山」都市の中にあって、山深くに住むかの如くひっそりと暮らす。百沙村荘は、日本画家:橋本関雪が長い年月を掛けつくりあげた理想郷。静かな時間が流れています。 光風舎は […] -
京都探訪
入れ子の庭
暖簾をくぐると、ゆるり曲がった石臼埋まる路地。直線では無く、ゆっくり庭を見ながら玄関へと続くアプローチ。実家近くの河道屋へ。 客席からは、土壁を背景とした坪庭。庭の一部に小さな境界をつくるだけで、入れ子状の空間が生まれる […] -
京都探訪
茂庵
吉田山、山頂にある「茂庵」へ。こんな山の上に(と言っても標高120m)に、カフェがあるとは知らなかった。 カフェに至るまでには、趣ある小道や緑に覆われたゲート、そして茶室が点在。 その昔、京都新聞の紙の材料 […] -
京都探訪
高台寺枯山水
枯山水とは、水をいっさい使わず、石や砂で川の流れや大海など自然を表現した石庭。しかし、今回訪れた高台寺の枯山水には、水盤がつくられていた。掟破りのチャレンジ、面白い! 作庭はもともと小堀遠州だが、ある時は古瓦を使って龍の […] -
京都探訪
夏季休業のお知らせ
暑中お見舞い申し上げます。 緑に溶け込む、法然院山門。光風舎は、8/13ー18夏季休業となります。 -
京都探訪
京丸うちわ
京都の祇園や上七軒などの花街では、夏の挨拶として、舞妓さんたちがご贔屓の料亭や御茶屋さんに名入りのうちわを配る風習が残っている。毎年この時期、店先には朱で名前が書かれたうちわが、何十枚と艶やかに飾られている。 竹の骨組み […] -
京都探訪
並河靖之七宝記念館-yoshihara
南禅寺近く岡崎の静かな裏通りに「並河靖之七宝記念館」はある。明治から大正に活躍した七宝作家の住い兼アトリエ。 京町家特有の格子の表構え、玄関から奥に進むと、見事な建物と自然との調和。庭は7代目小川治兵衛作、疎水から引いた […] -
京都探訪
狛鼠-yoshihara
大文字山麓、小さな神社のこまねずみ。頭の上に花飾り、バリ島の石造が思い浮かぶ、アジアは繋がっていた。 抱えているのは玉と巻物。大豊神社には鼠の他に、こま猿や鷹がいる。 -
京都探訪
退蔵院-yoshihara
退蔵院は、妙心寺境内にある小さな禅寺。枯山水、水琴窟、襖絵、ひょうたんでナマズを捕らえようとしている禅問答のような「瓢鮎図」と、、、見どころ満載。 ひょうたん開口部。建具を開けたり閉めたり、覗き込んだりと、、、職業病です […] -
京都探訪
夷川通-yoshihara
夷川通(えびすがわどおり)寺町通から烏丸通の間は、家具や建具の問屋が軒を並べている。 「万市」は昔からある生活道具のお店、火鉢に籐ござ、家具から茶器や美術品まで、面白いものが所狭しと置かれている。 室金物は建築金物の老舗 […] -
京都探訪
南禅寺三門-yoshihara
三門は山門とも書かれるが、正しくは「三門」。空門、無相門、無願門の意味で仏教修行の三解脱門が略された。一切は空と悟ること、あらゆる相に惑わされない、欲するに解するものなんて存在しない、と言うことだ。 それにしても直径1m […] -
京都探訪
京町散歩-yoshihara
先週は、京都でした。伝統的な建築から、近代、現代、昔からの生活の知恵や美しい意匠や技術と、町をぶらぶら散歩しているだけでも勉強となる。 南禅寺近くの懐石料理屋の「瓢亭」。看板やロゴはもちろん、郵便ポストや樋までひょうたん […] -
京都探訪
涼を愉しむ-yoshihara
京都ぎおんの甘味処「小森」 打ち水、麻の暖簾、葦の建具、金魚の掛け軸、硝子の器と夏の設えでおもてなし。白川を眺め、抹茶パフェ。ゆるりと時間が流れる。 町家の格子に絡まる朝顔。 抽象的でスカッと清涼感ある法然院の白砂壇。ボ […]