富山建築ツアー

今回の目的は、建具を考える。

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富山には、アルミサッシュのYYKap、木製建具のKIMADOがある。npo家づくりの会の仲間たちと実際に建具がつくれれている現場を見に行こうということになり、工場見学&視察ツアー。都心での建築設計は、窓やドアなどの建具や開口部の規制や流通・認定が難しく、問題山積み。

先ずは岩瀬。

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北前船回船問屋「森家」(国指定重要文化財)の木製建具。坪庭に落ちる光や緑、外部空間と室内とを曖昧に仕切っている。これを都心で設計しようと考えても、いろんな規制が掛かり実現不可。例えば防火規制により、枠は認定が取れたアルミに、そしてガラスは菱形のワイヤー入りのガラスとなる。
曖昧模糊な心地よい空間より、数値で判断できる性能が優先されるという訳だ。
「これは、ちょっとおかしいのでは?」ということで今回のツアーが企画された。