家づくりで大切なこと/子育てしやすい家/大人のさりげない見守り

「子育てしやすい家」で前回のブログで子供の動線の実例をご説明しました。今回は、子供たちをされげなく見守る大人の視線についてです。

大人が家事をしているときに、一番気が抜けないので、キッチンで料理を作っているときかもしれません。大人がキッチンにいても図のように、縁側、庭、リビングダイニング、階段、畳スペース、、どこにいても確認したり気配を感じることができます。

視線が通り、子供たちも料理のお手伝いがしやすいオープンなアイランドキッチン。背後の収納棚右側には、パソコンを置いて、仕事ができるスペースにもなっています。

アイランドキッチンから縁側、庭を眺めたところ。子供たちが外で遊んでいても様子がよくわかります。

ダイニング横の階段や本棚、階段下の子供たちの隠れ家を視線が良く通ります。

縁側、南の庭の様子もよく見えます。帰宅する様子も確認できます。

階段下の子供たちの「隠れ家」も実は大人の視線からはよく見えます。子供たちの視線の高さとはあわないので、子供たちは安心して遊んでいます。階段に座って本を読んでもここからよく見守ることができます。

「子育てしやすい家」は子供たちが小さい時だけのことのように思えます。ですが、視線がよく通り家族の気配を感じながら暮らすことができることは、子供たちが大きく成長する過程で成長によい影響を与えるのではないかと考えています。自然に家族のつながりができるのではないかと思います。