鳥居-yoshihara

090216 鳥居の語源はいろいろとあるが、その中の一つに「鳥が居るところ」というのがある。その昔、鳥はこの世とあの世を繋ぐ神聖な生き物と考えられていた。鳥葬という風習もあり、死者は鳥に啄ばまれ、あの世へ飛んでゆくと信じられた。あるいは死者が鳥となり、天からお告げをしにくると考えられていた。

鳥がとまる木、それは柱の神聖感にも繋がってゆく。俗な世間と聖域との境界をつくる鳥居。鳥居を神聖なものとして恐れる日本人の心理を利用した「立ち小便除け」なのであった。