芦野石の採掘場へ。芦野石は、那須町芦野を中心に採掘されてる。白河石と言われることもあるが微妙な違いがある。特徴は、耐火性があり硬く欠けにくい、セメントに付きやすい、水分を抱え込むため床材として使った場合は、水を撒いてもすぐに乾くなどがある。
その反面コケが生えやすく、白華現象(エフロレッセンス)が出やすいなど厄介な部分もあるのだ。逆にコケが生えやすいという特徴を生かし、庭石などに取入れ風情を楽しむという使い方もあるというから面白い。
ここで1日あたり切り出される石は、300*300*900のサイズの石塊が約20本。機械化されてても自然相手の仕事。所々地層が切替わっていたり亀裂が入っていたりする場所もあり、1本も採掘できない日もあるという。
しかも近年は、流通や経済関係で輸入材のほうが出回り安くなってきたという問題も、でてきている。