大谷石の生き字引-yoshihara

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家づくり学校の生徒たちと、栃木県の那須から宇都宮にかけての大谷石の産地を訪れた。
大谷石は火山灰や砂礫が沈殿して凝固した軽石凝灰岩の一種。耐火性がありやわらかく加工性が良いことから、古くから住宅の基礎、外壁、塀、屋根として使われてきた。一口に大谷石といっても、芦野石、深岩石、徳次郎石と産地によって微妙に表情や色が異なり興味深い。

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案内人は大谷石の生き字引、植松時四郎さん。大谷石は、カタログに載っているような一般流通している規格品じゃない。設計に取入れるときは、石材屋さんや産地の人たちに相談し、使い方を考えながら進めてゆく。

110517c 素材は人である、その素材と深く関わる人たちに出会わないと源流までは辿り着けない。