とても暖かかったので、少し遠出をして横須賀美術館へ行きました。敷地は観音崎の近く釣り船やクルーザーが沢山行きかう海岸沿いにあります。
屋上庭園に上ると、ガラスの屋根と海が繋がっていました。気持ちがいい!
船が何隻も波に揺られながらすべっていきます。
建物は入れ子状になっているのですが、閉鎖的ではなく、吹き抜け、開口部、丸い穴あけによって入れ子空間同士がつながり、また外部ともつながっています。太陽の光が丸い穴から注がれたり、丸い穴が借景となって海や山の景色、またレストランで寛ぐ人、が絵画のように見えます。
美術館本体の丸みをもった白い箱をガラスの箱が覆っています。本体に開けられた丸い穴は季節ごとの空や海を映し出し、真っ白い内部から見ると、動く絵画のよう。まわりの環境も建物の一部となっていました。
角度によってガラス面にまわりの木々が映りこみ山の中に溶け込んでいるようにみえます。
四季それぞれに訪れたい美術館だなあ、と思いました。美術館hp:http://www.riken-yamamoto.co.jp/sitefolder/ryTop.html