散歩道

最近お気に入りの散歩コースの景色です。朝仕事を始める前、天気が良いと自転車に乗りついつい遠出してしまいます。ここは世田谷、砧公園の散歩道。道幅はそんなに広くなく、微妙にアップダウン、両端が少し盛り上がり木々に囲まれた中に、所々光が差し込んでいます。なんとも心地の良い空間です。

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「無之以為用」という老子の言葉があります。「空っぽ」こそ大切だというような意味です。散歩道だと囲まれた内側の何もない部分のことです。住まいには部屋があって、私たち建築家は空間などといっています。
最近のエコブームの煽られオール電化、ソーラーパネル、小エネ家電などいろいろありますが、、、住いがそれらのモノで埋め尽くされてもなかなか心地よい空間とはなりません。

何もない空っぽの部分を如何に考え設計するかにより、住いは心地よくもわるくもなってしまうのです。