夜、行きつけの店で飲んでいると、日本の建物を見に来たというイタリヤの建築家が隣に座り、龍安寺の話となった。石庭が有名だが、何を意図されてつくられたか?誰がいつつくったのか?さえいろんな説があり定かではない。白砂に15個、配された石は「虎の子渡し」「七三五の配石」「心の配石」「扇型配石」「黄金比」・・・などの説。その中でも共感できるのは、「心の配石」15個の石を上から見てなぞると漢字の心という文字となる説。禅寺らしくユーモアーがあり、石庭の反対側にある吾唯足知の”つくばい”と共通するコンセプトがあるのではと話す。
*つくばいは、真中の水が溜まる部分が漢字の口となってる。吾、唯足ルヲ知ル。