建築の書籍や資料で、学生のときから何度もおめにかかった吉村山荘を初めて見る。吉村山荘は吉村順三の設計、1962年軽井沢に竣工した。1階部分が鉄筋コンクリートでその上に木造が張り出し乗っかっている。廻りの自然とのみごとな一体感、人間身溢れるスケール感、細部までいろんなアイデア・・・簡素だが力強い建築。実物を見てまたいろんなことを感じる。
「少ない材料で豊富な空間をつくるのが、建築の本当の魅力」単純な言葉だが、これを実現させるためには、いろんなアイデアや技術が必要、またいろんなものを乗り越えないと実現できない・・・。