そこにしかないもの-miyamoto

01_4敷地の大きさ、建物の規模、3方向隣の家が近接しているという状況など東京では標準的な住宅地の環境において。

日光の取り入れ方、風の流れ方などなど、を考えて設計を進めていく時、ふたつの方法があると思うのです。一つは、都市型住宅に対してひとつの解答となる空間のカタチをつくって、それをそれぞれの敷地に対して展開していく方法。

もうひとつはその都度解答を変えて空間のカタチをつくっていく方法。私たちの場合は後者の方法。(効率的ではないかもしれないケド。。)毎回“その場所にしかないもの”を探します。

一見どこにでもあるような住宅地でも必ずそこにしかないものがあるのです。それらと建物を結びつけること、取り込むこと。長く在り続ける建築だからこそ、と考えます。