初台のICC"open nature"へ。今回は、デジタル情報環境が日常に浸透した現在において"自然"というテーマを軸に、科学・アートとの関係性を問い直し展開していくことを試みる、という展示内容。
多くの芸術表現において自然は外的な形態や素材の利用だった。しかし情報技術やPCを介在させることにより、今まで知ることができなかったモノが知覚できるようになってきている。ナノレベルの自然、宇宙、深海、粒子の流れ、小枝の生成パターン、渦巻きの構造、諸現象のPCシュミレーション・・・これらが科学やアートに新たなテーマやビジョンを与えている。カールステン・ニコライの反復する抽象パターン(モダニズムの規格化)に会場にきた参加者が手を加えることにより、偶然性や予測不可能な方向に展開するという表現。長岡造形大学;山下研究室の、自然と建築を融合していくようなユニークなプロジェクト・・・などなど。