子供の中学校でクラス役員を今年はやっている。区の教育委員から予算を貰い、年3回主として母たちに役に立つイベントを企画する係り。最後の3回目は、車椅子バスケットチームのNO EXCUSE の方たちに学校にお越しいただいて、実際に体験をさせてもらった。校長先生も賛同してくださり、学校の授業の一部として5,6校時をあて体育館で全校生徒、先生方、母たちで参加。当日は4名の選手がみえて車椅子バスケットの試合や練習を実際に見せてもらう。格闘技にも近い、すごい迫力で子供たちも母、先生も緊張したり歓声をあげる。子供たちも車椅子バスケットの体験をさせてもらい、最後に4人の選手それぞれにバスケについてや大切に思っていることを語ってもらった。「できないことを考えるより、何ができるか考える。」「大切なものを何かもっていると壁にぶつかった時強い。」「何かぶつかった時、それを乗り越えるためには、努力をするまたは工夫をすること。」シンプルな言葉がとても真実で重みがあった。子供たちも素直に何かを感じてくれたと思う。イベントの前に1人の選手が用事があって体育館から別の校舎へ行くとき、一緒に付き添った。その時、段差がこんなにあったのか、ということに気づいた。筋肉を鍛えている人だから12センチくらいの段差も彼自身で車椅子をもちあげて何とか目的地までいけたけれど、建築に携わる者として考えさせられた。車椅子は彼らには体の一部、これに乗れば自由にどこへでも行ける、ようにしないといけない。