以前から一度見たかった建築を見にフランスへ行きました。コルビジェのロンシャンの礼拝堂、ラ・トゥーレット、サヴォア邸、リヨンの新旧建物、ドイツのヴィトラ キャンパスなどです。(宮本恵美子)
■ロンシャンの礼拝堂
正式名は、NOTRE-DAME DU HAUT(ノートルダム・デユ・オー)ロンシャンは地名。
1955年に竣工、コルビジェ後期の作品です。ベルフォールというところからタクシーで30分くらいの山の上にあります。まずはGATE HOUSE へ。この礼拝堂の敷地には、コルビジェ設計のチャペルなどの4つの建築物と、レンゾ・ピアノ設計の3つの建築物があります。レンゾ・ピアノの建築物は全てなだらかな斜面の中、存在を消すように地中に埋まっています。地中ですが、外に面しているところは全面ガラスになってるので室内は明るいです。ここでチケットを購入して、マップをもらいます。敷地全体の様子がよくわかるカタログの表紙の写真。
GATE HOUSEを出て、ゆるやかな小道をのぼっていくとすぐに現れます!
礼拝堂の中は写真よりも明るく、色とりどりの色ガラスの光や、祭壇の小さな窓が星のようでした。色ガラスには、コルビジェが描いた文字や絵も描いてある。色ガラスを通して、山や森が見えました。
チャペルから見るとすぐ下にある小さな細長い建物はPILGRIM’S SHELTER、巡礼者のための施設。外から中を覗くことはできます。小さくシンプルなつくりですが、床が色とりどりでした。
レンゾ・ピアノ設計。丘の上から見ると、トップライトだけが見えます。しかし外側はやはり全面ガラス。シスター達が何やらお仕事をしているのが見えました。
チャペルもあります。
礼拝堂の平面図
■ロンシャンの礼拝堂(2017/7月現在)
・名称: NOTRE DAME DU HAUT
・公式サイト:https://www.collinenotredameduhaut.com/
・開館時間:2016/10/17~2017/4/2 : 10am~5pm
2017/4/3~10/15 :9am~7pm
2017/10/16~ : 10am~5pm
・入場料:8ユーロ
■コルビジェ財団HP
http://www.fondationlecorbusier.fr/corbuweb/morpheus.aspx?sysName=home&sysLanguage=fr-fr&sysInfos=1
■ロンシャンの礼拝堂までの行き方など旅の様子はこちら
「楽しい暮らし研究所」ブログ