第15回「文化庁メディア芸術祭」に立寄った。ここには、アート、アニメーション、デジタル技術、マンガなど国内外から注目の作品が集まる。会場は国立心美術館をメインに、d-labo、ニコファーレなどで六本木周辺で開催されている。
3・11以降アーテストたちが生み出すものにも、少しずつ変化が現れている。
関東各地の放射能量をグラフィックとして分かりやすく可視化したwebサイト「関東各地の環境放射能水準の可視化:micro sievert」をつくった吉原潤さんたち。
朝日新聞の夕刊の4コマ漫画に震災をテーマに「地球防衛家のヒトビト」を描き続けた、しりあがり寿。
アートライターの藤田千彩さんが聞き手のアーテストトークも興味深かった。二重振り子のカオス性を利用したグラフィックマシーンをつくった菅野創と山口崇洋さん。これからが楽しみな、20代のアーテストたちなのだ。