今日は降りしきる雨の中、基礎の配筋検査でした。
構造設計事務所立会いのもと、鉄筋のかぶり厚さ、定着長さ、間隔などが規定の寸法を満たしているか、チェックします。
定着長さとは、コンクリートから鉄筋が引き抜かれないよう、鉄筋同士を固定するのですが、その固定部分の長さのこと。
かぶり厚さとは、鉄筋表面からその鉄筋を覆うコンクリートの表面までの最短距離のこと。
これらの寸法は規定が定められており、満たしていないと躯体性能に不具合が生じる可能性があるのです。
例えば定着長さが足らないと、鉄筋とコンクリートがしっかり一体化されない、かぶり厚さが足らないと鉄筋が空気や水に触れやすくなり、さびてしまう、鉄筋の間隔が狭いと緻密なコンクリートとならず、強度が低下する、といった問題が出てくることも。
寸法を測りながらチェックし、寸法が足らない箇所があれば是正をします。