立川談志じゃありません、掛川の経師屋さんです。
雨降る中、掛川の"山華堂"という経師屋さんに伺いました。ここでは掛け軸・ふすま・屏風などを仕立てる仕事が日々行われている。印象的だったのがそこで使われている道具たち・・・。壁一面の代々受け継がれた刷毛・瓶に入った自家製のり・竹製のモノサシ・50年モノの手漉き紙・・・。紙は、年を重ねるごとに手になじみ、色も奥深くなってくるとの話。道具にこだわり、材料にこだわり、自分の腕を信じる職人さん。偽造問題が騒がれる昨今、ここにはそんなものが入り込む余地はありません。