設備カバー-yoshihara

祇園周辺は茶屋町として発展し、昔ながらの町並みが美しく保存されている。夏は打ち水に風鈴、冬は火鉢というシンプルな設備機器だけであったが、今の時代は、そうはいかない。
茶屋は、今も生き残るため茶屋としてまた食事処やバー、旅館、住宅として現役で使われている。当然、冷暖房がないと支障が出てくる。町家の表には、室外機だけでなくインターフォン・ガスメータなどさまざまな設備機器が必要となる。それらを露出させないように、さまざまな設備カバーが工夫されている。竹で編んで室外機の吸排気部分のみ隙間を開けたもの、外壁と一体にデザインされたもの、メーター部分に小さなのぞき窓。

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現代の住宅にも応用したい知恵。光風舎のHP→デザインの素を更新中。