耐用年数

070117 木造住宅のもっとも質の高い時代は、昭和のはじめ頃といわれている。江戸後期から明治・大正と木造技術が発展し住宅の質が高くなり、1900年~30年代ぐらいが最も優れた事例が集まっているという。この頃の価値観は、数世代に渡たり住み続けられ、100年ぐらいのサイクルのものだと考えられていた。しかし戦後、住宅が量産されるようになり、経済と質が逆転してしまった。耐用年数も20~30年といわれるようになってしまった。皮肉なことに、耐用年数の長い昭和の古き良き住宅は相続問題などで解体され分割され、、耐用年数の短い建売やプレハブなどに建替え続けられている。