内藤廣設計の日向市駅の見学。宮崎産の杉がふんだんに使われ、ガラスの皮膜が町を分断することなく、町を繋ぐ。ベンチ・エレベーター・案内板・ゴミ箱・・・・・全てが高い技術力で美しくデザインされている。
駅は、町や地域の顔となる。効率優先の無機質な駅も、その町ならではの設計が考えられていると、旅や普段の通勤も、少しは楽しくなるのにな、などと思う。
それにしても建築家十数名が、電車に乗るでなく、入場券のみ買い駅に入り「この亜鉛メッキの色は、渋いなー」「集成材の接合方法が、、、」などと言いながらカメラをパシパシ撮っている光景は、傍から見ると妙な集団と見えることでしょう。
続いて、西都原古墳群。
西都原古墳群から出土した「子持家形埴輪」をモチーフとしてデザインされている「古代生活体験館」は、今回の旅のメンバー山本成一郎さんが、当時現場を担当している。設計や現場での苦労話や、こと細かな解説付きの見学。
ここでも、建具を開けたり閉めたり、床下を覗き込んだり、壁をスリスリしたりと、珍妙な集団。