炭素繊維補強

リノベーション現場では、既存の無筋コンクリートの基礎や新しく造った基礎との接合部に「炭素繊維シート」を施工し、基礎の補強中です。

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炭素繊維とは、文字どうり炭素からなる繊維。見た目は、おにぎり海苔みたいなのですが、重さは鉄の1/4、引張強度は鉄の10倍あり耐摩耗性、耐熱性、耐酸性などに優れ、厳しい条件下でも長期的に安定した性質を保つ材料です。

その性質から自動車や飛行機の構造体としても使われています。しかし、まだまだ普及しておらずコストが掛かる材料でもあります。

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基礎コンクリートに鉄筋を入れることが義務化されたのは、1981年、先ずは基礎補強を丁寧に施工し、土台工事へと進みます。