陽の光が 秋らしく どこか はかなげです。
親戚の叔母が生前 私が結婚する時に 譲ってくれた水屋があります。
これも20年以上のお付き合いです。大正生まれの人だったので、古いものでもとても大事に使われていて、時間とともにいい味が出ています。
紐結びをデザインした取っ手、引き戸の金物はかわいい梅の形、内部の和紙建具の古風な和紙の柄、内部開き戸には隠し丁番、開き戸内部は銀の和紙貼り、細かいところもよくできていてつくった職人さんのこだわりが見えます。叔母が、女学校を卒業して働いていた時に買ったものだそうです。
決して高価なものではないので当時はこういうものが普通にあって、職人さんも普通にいて、長く大切に使われてきたんだろうな と思います。
私も大切に使っていこうっと。