日本は、国土面積の約70%が森林の木の国。森林資源は豊富なのに外国材に押され、使われていないという現状があるのです。自分の家の柱や梁がどこから来たのか、興味ありますよね。
羽田から飛行機で1時間余り、南紀白浜空港へ。NPO家づくりの会の仲間たちと紀州材がどのように生産され、住まいに生かされているか探訪の旅へと出かけました。
先ずは、龍神村の伐採現場。80年生との事なので、何とチャップリンの「モダン・タイムス」1936年頃に植えられた杉です。木こりさんは斜面を軽々と移動しチェーンソーで作業。
伐採した木は、山の斜面から架線集材機(ロープウェイのような物)で山土場に集められ枝が掃われ、運搬できる長さに加工されます。林業は地拵えし、苗木を育て、収穫期には伐採するという何世代にも渡る、気の長い~仕事なのです。