仲間の設計事務所が設計した家が完成したので見に行く。今回は建売り。建売りといっても建築家が考え、いろんなアイデアが盛り込まれているので、通常の売り手側に都合がいいようにつくられてしまう建売りとは随分違う。
全体のプランニング、窓から見える景色、使い勝手、無垢木や和紙、石灰などの自然素材・・・住む人の立場や町なみを考えた設計。相続などの問題で大きな家が取り壊わされ、町の歴史や風景とはまったく関係のない南欧風やヨーロッパもどき、なんだかよくわからない建売りが増えてきている。販売することだけを目的にせず、環境のことやデザインを意識した建売りが増えると、町なみもよくなるのだが・・・。