だんだんと完成に近づき全体像が見えてきた。母屋に隣接した庭に計画した住い+書庫。建物は15m程の奥行きでその約半分が幅1.8m(両手を伸ばせば両端の壁に届きます。)建物幅が極端に狭いので、構造を上手く利用できないかと計画してきた。300*120の柱を910ピッチにフレーム状に組み構造を成立させるように考えた。柱は書庫の支柱も兼ね、柱間には可動建具を計画し、天井にできたスリットからは光が落ちる構成とした。
実はこの建物、5年前に依頼があり一度設計したのですが、その後計画が中止となりました。それから4年後、再び再開と成りやっと現実の形が見えてきた。
目に見えないモノをつくってゆく、実現への道のりは長い・・・。