NPO家づくりの会のメンバーと千葉県佐原市の伝統的建造物群保存地区を探訪。佐原市は、江戸時代より利根川水運とともに発展した商人の町。柳並木の水郷沿いに木造町家や土蔵、洋風建築、荷揚げ場の「だし」・・・風情ある町。
文化庁の伝統建築物保存担当者のガイド付きで、いろいろ説明を聞きながら町を歩く。もともと風情があったこの町は、高度経済期より合理化され町の環境に合わない建替えやリニューアルなどが増え、町並みが崩れてきたそうだ。そして10年程前から国や県が助成などをして風情ある町づくりに取組んできているという。しかし実際にはそこに暮らしている住民の町に対する愛着や思い入れ・意識がないとなかなか上手くは行かないようだ。
全国に60数箇所ある伝統的建造物群保存地区、関東は川越と佐原の2箇所のみ。