中間報告

構造計算書の偽装問題を受け国土交通省住宅局建築指導課より”建築物の安全性確保のための建築行政のあり方についてー中間報告(案)”が発表された。↓

http://www.mlit.go.jp/pubcom/06/pubcomt4_.html
内容は、確認申請の審査方法・中間検査の義務付け・検査機関に対する監督強化・電子認承システムの導入検討・・・など。中には性能表示制度の強化・建築士免許の更新制・専門分野別の建築士制度の導入・建築士会、建築士事務所協会への加入義務付け検討・・・など制度による締め付や仕事の幅を縮める内容も含まれている。

制度が見直され違法で危険な建物が厳しく取締られることは良いのだが。規則を細かくすればするほど標準化・共通化にも繋がり、画一的な方向に向かってゆく危険もある。どのような制度をつくっても、政治・経済・宗教と建設業界の癒着がなくならない限り問題は解決されないだろう。建築は単純には”ものづくり”そこにいろんな利害関係が絡んでくるから問題が起こる。