香取神宮の修復現場を見学。保存修復だからか、いつもの現場の雰囲気とは違いメガネをかけた研究肌タイプの大工さんが多いような気が・・・。現場監督さんも大学院までいき歴史や再生の勉強をしたそうだ。木材、板金、釘・・・などは再利用、できるだけ既存のモノを直しながら修復する。
例えば釘も新しいものは極力使わず、もともと使用されていた和釘を修理して使う。和釘はちょうど良い具合に錆びると膨張して木をしっかり固定できるそうだ。
またどのように修復したらよいか解らないときはムリに直さずそのままにしておくとのこと。何年後になるか解らないが、その建物の研究が進み、もとの状態が解ったときに改めて直すのだそうだ。いつもお参りなどで行っているお寺や神社、その裏では大 工さんたちが誇りを持って仕事をしている。