人工または自然乾燥で木の含水率を調整された木材はプレカット工場へ。
プレカット加工とは、柱や梁の継ぎ手、仕口を従来は墨付けにより現場で手加工していたものを機械で行なう技術です。プレカット機械は、CAD/CAM全自動機で、平面図や立面図を基に加工データをCAD入力し、その情報をCAMに転送して製材することで加工精度の高い柱や梁、パネル等を生産することが可能なのです。
ここでやっと私たちが普段現場で見る材料の形になってきました。
山の木が建材になるには、苗木を植えるところから始まり、下草刈り間伐と長~い時間を経、成長した木を伐採し、いくつもの工程と職人さんたちの経験や技術が組み合わさり、やっと建築材料となるのです。
大きな径や特殊な材料は、発注が掛かるまでストック。お宝の山です。