フンデルトヴァッサーは、学生の時に彼の建築をきっかけに初めて知ったが、実際は建築というより芸術・絵描きとしての活動の方が大きい人。展示に行くと、画集などの平面で見ていたものと、実際の絵とがまるで違って見える。彼の作品も実際の方が、伝わってくるものがある作品だと思いました。
建築に関する展示も数点あり、「自分の考えは10年先をいっていて、その時は受け入れられないが10年後には、実現する」と本人が言っていたが、[森の下にぶら下がっている家々]の絵はまさにその通り。「現実にできないから絵に描く」と言っていたコトバが印象的でした。
一見しただけだと、ギョっとしてしまうような彼の建築。実際には見た事がないので、実際に行ってみたくなりました。
わかるようで、わからない。わからないようで、わかる。
そんな彼の絵に、彼の世界に、より一層惹きこまれた展示でした。