koufusha 
森美術館で開催している「ビル・ヴィオラ はつゆめ」を観に行きました。http://www.mori.art.museum/jp/index.html
高さ４ｍもあるスクリーンの片面には遠くから歩いてきた人が突然炎に包まれるシーンが映し出され驚いていると、反対側の面では同じ人が頭上から大量の水を浴びている、両面を行ったりきたりしながら鑑賞する作品。中世の絵画の様な建物に配置された人物たちがゆーっくりとしたスローモーションで会話をしている作品では、画面の質がもの凄くリアルなため、遠くのものもはっきり見えるので立体より平面的な動く美しい絵画のようでした。タイトルのように「夢」の中にでてくるような情景が映っている作品で、観る人がそれぞれ自分のストーリーを考えながら観るようになっていると思いました。鑑賞後展望台へ。東京タワーの真ん中辺り「2007」の文字がベルトのよう。夕暮れ時段々と灯りがつき始め、夜になってすっかり煌きで溢れる街へと変わっていく様子もスローモーションの作品のようだなあ、と思いました。