残工事の確認、各種設備機器の取扱説明の後、住いの引渡し・・・毎回引渡しは完成してうれしい反面、毎週通っていた現場に通わなくなると思うと少し寂しい。設計の仕事は住いを完成させるところまで、これからホントの意味で心地良い住いをつくっていくのはそこに住まう人。終わりは、始まり・・・。
完成記念にと、沖縄から届いたという泡盛に住い手・施工者・設計者がそれぞれが名前を入れていく・・・そのうちの一本はみんなで寄せ書きし、古酒(クース)にするのだそうだ。住い手の洒落た計らい。クースのように、これからいろんな生活が始まり、新しい住いも熟成されてゆく・・・。