享年31歳、時代を駈抜けたアーティスト創作期間はわずか10年余り、地下鉄の落書きから始まった作品は人々の直感的な部分に訴えかけ、いまもいき続けている。
中村キースヘリング美術館に立ち寄った。ストリートを表現の場としたキースヘリング、館内も作品を効率よく壁に展示という方法でなく、エントランスを過ぎると闇の空間、目が慣れるまでは何も見えてこない、都市や自然の中を歩いているように不安な場や気持ちの良い場、、、、そして垂直/水平は少なく、壁・床・天井は微妙に湾曲、空間と作品は一体となっている。
設計は北川原温、20代の頃お世話になった建築家。当時の社名はILCD(アイ・ラブ・クレイジー・ダック)、僕は狂ったアヒルの一員として毎日ひたすら図面を描いていたのでした。
度々モチーフとして登場する、地面からわずか3cmほど浮いている《倒立する円錐》