イタウバは南米ブラジル原産のクスノキ科の広葉樹。曲げ強度があり比重が重く腐りにくいため古くから船や木橋、電柱などに使われてきたハードウッドです。外構の木部に適し、同じハードウッドでもイペやウリン、レッドシダーなどと比べささくれが出にくい材料です。
今回は、擁壁の上の木塀にイタウバを使用しました。ただ単に等間隔で張るのではなく、大中小と板幅を変えながらデザインしています。ちょっとした工夫でただの塀もリズミカルになり、まちや道行く人にとっても楽しい風景の一部となってほしいと思うのです。
現場帰りの由比ガ浜は、少しずつ秋の気配になってきました。