現在計画している住宅で塀のデザインを考えているので、先日京都で塀を見ながら町中を歩いてみました。
![180407a 180407a](https://koufusha.com/wp/wp-content/uploads/base/180407a.jpg)
石組と左官でつくられた塀、笠木には瓦、ヒビや割れがあっても風格あります。
![180407b 180407b](https://koufusha.com/wp/wp-content/uploads/base/180407b.jpg)
杉皮と竹で繊細に組まれた塀、素敵です。
![180407c 180407c](https://koufusha.com/wp/wp-content/uploads/base/180407c.jpg)
竹の塀、笠木には瓦。竹や杉皮は数年ごとに取替えられます。
![180407d 180407d](https://koufusha.com/wp/wp-content/uploads/base/180407d.jpg)
互いに板をズラシ視線を遮り、採光や通風が可能な板塀。
![180407e 180407e](https://koufusha.com/wp/wp-content/uploads/base/180407e.jpg)
劣化を防ぐための焼杉の塀。防虫効果もアリです。
![180407f 180407f](https://koufusha.com/wp/wp-content/uploads/base/180407f.jpg)
塀は、常に寒暖差や雨風など自然の影響をモロに受けるので、メンテナンスの事を考えた計画が必要となります。アルミ製や樹脂の木や竹に似せたモノだと安っぽく、数年経てば色褪せるし、京都の町並みを台無しにしてしまう。
やはり足元は石などで水撥ねを防ぎ、天端は瓦やガルバリウム鋼板で雨が木口に直接掛からないよう笠木を取付けたり、素材の使い方を一工夫している塀が長持ちしていて素敵なのでした。